こんにちは、たまに無性にタピオカが食べたくなるシステム担当の櫻井です。
初めて食べたのがいつだったのか覚えていないのですが、タピオカというものを全く知らない頃、なんだかやたら太いストローがささった飲み物を貰い、このモチモチのつぶつぶが大好きになりました。

いま思えばたぶん第2次タピオカブームの終わりころだったんじゃないかと思うんですが、第3次ブームの時にはよく見たキッチンカーも当時はそんなに見かけなかった気がします。
そんななか、横浜中華街に出かけた時に乾燥タピオカを見つけ、「あ、これがあれば家で作れるじゃん!!」と思って買って帰ったのが初めての自宅タピオカの始まりでした。

その時に店主のおっちゃんは製造段階の話からいろいろ教えてくれたんですが、そのなかに自宅でゆでるときのコツもありました。
おっちゃんが言うには鍋にたっぷりの水を入れたらそこに乾燥タピオカを入れ、1時間そのまま静かに吸水させるとのこと。で、1時間たったら鍋を熱し始め、沸騰したら10分ほどそのまま茹でて、あとはザルにあけて流水でもみ洗いしてヌメリを落とせとのことでした。

家で実際にやってみたら簡単にでき、以前スリランカ人の友人が教えてくれたスリランカ式のチャイ(濃厚でめっちゃ甘いミルクティー)に入れて時々楽しみました。

そうそう頻繁に食べるものでもないし乾燥状態では保存も利くので新しく買うことはしばらくなかったんですが、数年後に無性にタピオカミルクティーが飲みたくなり、コンビニでカップ入りで売ってたので試してみたらコレジャナイ感が強く、「もっとモチモチしたのが食べたいんだ!!!」といろんな店で乾燥タピオカを探したのを覚えています。
小さい白い乾燥タピオカは見つかるんですが、あの噛み応えのあるブラックタピオカが見つけられなかったんですよ。

私が知らなかっただけかもしれないですけど、たぶん当時は今ほど通販で食材を買うっていうのが浸透していなかった気がします。そんなわけでなかなか見つけられないまま飽きて、またしばらくしたら探す気になってというのを繰り返してた頃、やっと手に入れることが出来まして。

いつものように鍋に入れて吸水させ、いざ熱しようと思った時に異変に気付きました。

めっっっっっちゃ崩れてる!!!

今までのタピオカでもいくつか崩れることはあったんですが、そのタピオカはすべてが崩れてぐずぐず。水の中で崩壊していました。これでは茹でてもゆるいゼリー状の物体になるだけです。
かといって一般的なレシピだとお湯に入れて1時間茹で続けるとかなので、光熱費がもったいない気がする。
そこで気が付きました。

崩れないように外側だけ先に茹でて、あとはゆっくり浸水させればいいんじゃね!?

と。
はい、長くなりましたがここからその時思いついたレシピです。
タピオカの大きさとかによっても違いがあると思うんで、まあ参考程度に考えてください。

まず、鍋でお湯を沸かします。
ぐつぐつと煮えてきたら、乾燥タピオカを投入します。
蓋をして加熱を止めます。

そのまま1時間静かに放置して、その後また鍋を加熱します。
沸騰したら少し火を弱めてそのまま10分放置。

時間が経過したら、いくつか取り出して食べてみて、特に問題がなさそうならそのままザルにあけて流水でもみ洗いをし、完成です。
存分にモチモチ食感を楽しんでください。

茹ですぎたり、ザルにあけた後に長時間放置をするとモチモチ感が損なわれちゃいますので、まあ麺類と同じだと考えてください。
作ったら、早めに楽しむ。これ大事です。